寄付先の選び方
寄付先を選ぶときに、どこを見ればよいかをまとめました。このサイトは法人の格付けや「おすすめ」をしません。 数字の読み方と、数字だけではわからないことを知ったうえで、ご自身の関心に合う法人を選ぶための手引きです。
1. 何を応援したいかを決める
子ども、福祉、国際協力、環境、地元の地域……。まず、関心のあるテーマや地域から候補を探しましょう。 同じテーマでも、直接支援する法人、仕組みや制度を変えようとする法人、ほかの団体を支える法人など、取り組み方はさまざまです。
2. 活動の中身を確かめる
各法人のページの「この法人について」「主な活動」で、どんな活動をしているかの概要をつかめます。 これは事業報告書や公式サイトをもとにまとめた文章なので、気になった法人は公式サイトや事業報告書の原本もあわせて読んでください。
3. お金の流れを読む
法人のページの「数字から読み取れること」では、決算書の数字を次のような見方で整理しています。どれも一般的な目安で、1つの数字だけで良し悪しは決まりません。
- 活動の規模(経常収益)
- 1年間に入ってきたお金の合計です。規模が大きいほど良いわけではありません。小さな法人が地域で丁寧に活動していることも多く、寄付1件の重みは小さな法人ほど大きくなります。
- 収入の内訳
- 寄付・会費が中心の法人は支援者に支えられ、事業収益が中心の法人はサービスの対価で、助成金・委託金が中心の法人は行政や財団の資金で活動しています。どれが良いというより、寄付がその法人の活動のどの部分を支えるのかを考える手がかりになります。
- 事業費の割合(と管理費)
- 管理費は事務局の運営や会計、寄付を集めるための費用で、活動を続けるのに欠かせません。人件費をどちらに入れるかは法人ごとに違うため、この割合で法人どうしを比べることはできません。米国の評価団体も、管理費の比率だけで団体を評価するのをやめています。
- 収支(黒字・赤字)
- NPOは利益を目的としないので、黒字の大きさは重要ではありません。見ておきたいのは、赤字が何年も続いて蓄えが減っていないかです。大きな寄付を翌年以降に使う場合など、1年だけの赤字には理由があることが多いです。
- 蓄え(正味財産)
- 資産から負債を引いた残りです。数か月〜1年分程度の蓄えがあると、収入が急に減っても活動を続けやすくなります。一方で、蓄えがとても多い法人では、追加の寄付がどう使われるかを確かめるとよいでしょう。
- 負債
- 借入金や未払金のほか、先に受け取った会費や助成金(前受金)も負債に入ります。割合が高くても問題があるとは限りません。正味財産がマイナス(債務超過)の場合は、その理由と見通しを法人の報告書で確かめましょう。
候補をしぼるときに
- テーマや地域の一覧では、規模や主な収入源(寄付・会費が中心、助成金が中心、事業収入が中心)で絞り込めます。 寄付で支えられている法人を探したいときは「寄付・会費が中心」が目安になります。
- 気になる法人は「+ 比較に追加」で4つまで選び、並べて比べることができます。規模・収支・収入の内訳・蓄えを同じ項目で見比べられます。
4. 数字だけではわからないことを確かめる
- 成果
- 活動によって、支援を受けた人や地域がどう変わったか。決算書には出てきません。事業報告書や公式サイトの活動報告、年次報告書で確かめましょう。
- 追加の寄付がどう使われるか
- いま寄付が増えたら、何ができるようになるのか。寄付の募集ページに、使いみちや目標が書かれていることがあります。
- 情報の開き方
- 事業報告書や決算書、活動の様子をどれだけ公開しているか。わからないことを問い合わせたときの答え方も、法人を知る手がかりになります。
5. 認定NPO法人への寄付と税金
認定NPO法人(特例認定を含む)は、一定の基準を満たしているとして所轄庁から認定を受けた法人です。 個人がこれらの法人に寄付すると、確定申告で寄附金控除(所得控除か税額控除のどちらか)を受けられます。 住んでいる自治体によっては住民税の控除もあります。詳しくは国税庁やお住まいの自治体の案内をご確認ください。 認定には有効期限があり、各法人のページに期限を載せています。
このサイトのデータの集め方や、載せている数値の確かめ方はこのサイトについてにまとめています。